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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 感想
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を読みましたので、その感想です。

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ハリー・ポッターももう6巻、今回はヴォルデモードの過去を廻るたびです。
それは魔法で7つに分けたヴォルデモードの魂の隠し場所を捜すためです。
何故なら彼は、特別な思い入れのあるものにこそ隠すだろうから。
一つは『秘密の部屋』に出てきたトム・リドルの日記。
これはハリーが既に壊してあります。
そしてダンブルドアがもう一つを壊している。
三つ目の隠し場所を発見したダンブルドアは、ハリーを連れて出かけますが・・・。

名付け親が死んだ衝撃的な5巻と違って、このラストはうのみにしたりはしませんよ、作者さんってところかな。
それとハリーにはハーマイオニーって思ってたんですけど、この巻ではジニーに恋し、ハーマイオニーと言えばロンとねぇ。
こちらの方もどうなるのでしょうか。


シリーズでありながら、各巻きちんと完結した物語でもありましたが、6巻は“7巻に続く”という感じの終わり方です。

このシリーズは全体を通してハリーの成長物語でもあります。
1巻は自分が魔法使いであることを知り、ホグワーツと言う魔法の寄宿学校に入学して、目に入るもの何もかもが新鮮でワクワクしている様が活写され、読者の私達も共に体験しているような気分になりました。
ヴォルデモードにまつわる事件を一つ一つ解決して、女の子とも付き合い、しかし5巻冒頭でハリーは“イヤなヤツ”でした。
ハリーだって反抗期はあるしね、成長の一過程だ。
この6巻では反抗期も無事通り過ぎて、最年長学年。
しかし自分の考え方に固執して、周りの意見を頑固に聞かないところは残っています。
それが対マルフォイ、スネイプに顕著に現れます。
まぁ、相手が悪意バリバリで向かってくる以上、仕方がないとも言えますが。
頑固さは題にもなっている“謎のプリンス”に対しても現れます。
かつてのホグワーツの生徒の古い教科書に書き込まれた魔法に見える才能。
半純潔としている点でありえないのですが、プリンスをハリーは、素晴らしい生徒だった父であって欲しいと思っていますし、またマグルを母に持つ自分と重ね合わせているようでもあります。

すばらしい父と母から生まれた“選ばれし者”である自分は特別なんだと思いたい。
そうでなければヴォルデモードのような強力な敵とは戦えないと言う事もありますが、自分は他者とは違うものでありたいと願う少年らしい傲慢さがが伺えます。
そんなハリーにダンブルドアは何度も、予言のことはしばらく置いておいて、何故戦うかを問い、ヴォルデモードとハリーの決定的な違いは何かを教えようとします。

家柄、血筋に強く拘る者達が描かれる点はまさしく貴族が残るイギリスの小説。
またヴォルデモードが実はマグルの父を持ちながら、母がスリザリンの末裔であることに固執し、魔法使いでない血・マグルの血筋を排除しようとしている点、ユダヤの血が入っていながらそれを嫌悪してひた隠したと言われ、徹底したユダヤ人差別を行ったヒトラーの影響を見ます。

ラスト、ホグワーツは存続の危機に陥り、ハリーはホグワーツを出てヴォルデモードに対する決意をします。
それについて行くと言うロンとハーマイオニー。
恐怖で部下を操るヴォルデモードとハリーのここが決定的な違いだと思います。
ハリーには命をかけて共をしようと言う友達がいて、“愛”があるのです。

ホグワーツと言う魅力的な学校で多くの読者を惹き付けて始まったこのシリーズ、願わくばその学校をきちんと卒業して大人となって社会に出て行くハリーたちがみたいものです。

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テーマ : ハリー・ポッター
ジャンル : 小説・文学

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