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『PLUTO』 4巻 感想
PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4) PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4)
浦沢 直樹、手塚 治虫 他 (2006/12/26)
小学館

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年末のお楽しみ、『PLUTO』の新刊が出ました。
ちょこっと感想。

アトムが死んでしまいましたよ、びっくりです。
いや、そんな事は絶対ない、実は無事でまた出てくるだろうと思いながら読んでたんですが、とうとう4巻では死亡のままです。
どうなっちゃうんでしょうか、もっとも『PLUTO』はアトムが主役のマンガではないので、このままの可能性も大です。

次々と高性能ロボット達を殺してゆく存在が徐々に明らかになっていきます。

この巻、一貫して“完全なる電子頭脳とは?”を語りかけてます。
より人間に近付ければ、“人を殺すかもしれないほどの強い憎悪”もまたロボットも持たざる得ない。
本来は平和主義のエプシロンでさえ、生みの親たるハワード博士を殺害され、制御出来なくなりそうな怒りを持ってしまいます。
完全が=限りなく人間に近い、と言う事であれば、人間が持っているネガティブな感情もまた、ロボットに持たさざる得ない。
天馬博士は更に、“間違う頭脳こそが完璧”だと言います。
そしてそれを経て、地上最大のロボットが誕生すると。

この物語の世界では、ロボット達に“人間を殺す事”を禁忌としてプログラミングするように決まりがあります。
それほどの感情を持つことを念頭にロボットを作っていない。
しかしより人間に近付いたロボットを作りたい。

人間と言うのは当然としてネガティブな感情も持っています。
その感情を自分が持っていることをきちんと認識して、それをコントロールすることを徐々に学んでいくと思います。
赤ちゃんで生まれて、人間は非力です。
ネガティブな感情を出しても、他者にそれ程の害はないでしょう。
成長するに従って、力を持ちますが、同時にコントロールも覚えていくでしょう。

ロボットは言わば成人の状態で生まれます。
その成人は、ネガティブな感情を認識→制御と言うプロセスを踏んでいない。
こう考えると、とても危険な存在だと思います。

制御には、先ずしっかりと自分で認識することが大事だと思いますが、この物語世界では最初から否定されているので、ネガティブな感情を持ってしまった時は対処の仕方が分らない。
言わば、ミルクを欲しがっているのになかなか与えてもらえずに泣き叫んでいる赤ちゃんに、とても危険な武器を持っているようなものではないでしょうか。

そんなことを考えて、ひたすら高性能化していくロボット達が当たり前になる未来にちょっと不安を覚えました。
SFにはよくあるテーマではありますが・・・。
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テーマ : マンガ
ジャンル : アニメ・コミック

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コメント

最近になって初めて1~3巻を読みました。
古本で追いかけようと思っていましたがmamさんの感想を読むと、早く読みたいわ。お正月だし、新刊で買うか迷います。
アトム死亡?3巻の後一体何があったのでしょうか?気になる~。
>やまふささん

『蟲師』もそうなんですが、めったに新刊が出ないマンガなので、発売されるとつい買ってしまいます。
『もやしもん』もそんなマンガですよね。


ネガティブな感情を最初から否定してしまうのではなく、当然あるべきものとして持ち、失敗して、認識して、制御して・・・を繰り返して成長するのが人間で、完璧な電子頭脳とは同じプロセスを踏むことだと、天馬博士は示唆してるのかなと思ったのですが、それではわざわざロボットを作る必要はあるのか?、などと考えてしまって、堂々巡りの思いの4巻でした。

アトムは復帰して欲しいですー。

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鉄腕アトム『鉄腕アトム』(てつわんアトム、日本での英語題はMighty Atom)は、手塚治虫のサイエンス・フィクション|SF漫画作品及び同作を原作としたテレビアニメ、特撮テレビ番組の作品名、並びに作品内の主人公である架空のロボットの名称である。テレビアニメ版で使用さ
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